
日頃より数学的な授業を創る会BASICにて、ご指導いただいている齊藤一弥先生に、会員である2人の授業を参観していただけることになりました。今回は大阪市内2つの小学校に足を運んでいただきました。
4年 角の大きさ 大阪市立瓜破小学校
第6時 180°より大きい角の大きさの測定
既習を生かして180°よりも大きい角度を求める。
分度器を用いた角の大きさの単元は、180°や360°という前提を使って、測らなくてもよいところは測らなくてよい。より少ない知識や道具で多くのことを処理しようとする算数数学の醍醐味である。
そこで本時では、半回転や一回転に着目して考えることで、半円分度器でどんな角の大きさでも測ることができるということに気づかせ、既習を生かすことのよさについて焦点を当てた提案を考えました。
齊藤先生からのご指導では、子どもの思考をつなぎ、それを板書に明示化することの大切さ、2年生から6年生までの敷き詰めの学習における系統性についてご指導いただきました。
系統性を意識した単元づくり、授業づくりの難しさと大切さについて改めて考えさせられました。
5年 合同な図形 大阪市立阪南小学校
第4時 合同な三角形の作図
合同な三角形の作図に必要な要素を考え、かき方を理解し、作図する。
児童は「なぜその手順で作図ができるのか」ということを理解していなくても,かき方さえ覚えていれば作図できてしまう現状。
そこで本時では,図形の決定条件についての理解を深めることに焦点を当てた授業の提案をしました。齊藤先生からは,4年生と5年生の平行四辺形の作図を比較しながら,頂点Dを決める際の既習の図形を新たな視点で捉え直す見方考え方についてご指導いただきました。自分自身が未だにコンテンツベースで授業を行っていたことを反省するとともに,子どもの有能さを引き出す授業をこれからテーマに研究を進めていきたいと思います。

