土曜日学習会 5年社会「情報社会とわたしたちのくらし」を振り返って

  • URLをコピーしました!

5年社会「情報社会とわたしたちのくらし」

多面的・多角的な考察

小学校の学習指導要領では、多面的と書いていないだけで、多面的・多角的の両面のアプローチが大切。教師がコンテンツを教えといて、最後1時間だけトイレットペーパーの授業をしても意味がない。

多角的
同じ事象をちがう立場で眺めてみること。
同じ事象でも立場がちがう人が見ると捉え方がちがうこと


5年生でこれを色濃くしていくことで、6年になった時に、同じ事象でも「武士の立場から…」「百姓の立場から…」と考えることができるようになる。
今回の授業では、送り手側は“責任ある”選択・判断をして発言しないといけないし、受け手側では“正しい選択・判断をしていかないといけない。情報は受け手と送り手両者があって成立する。
この関係を眺めるメガネ(多面的な視点)が次の5点。
公共性…放送法、免許制という社会的役割(SNSとちがう)
安全性、言頼性…倫理観、相手意識(建前)
文化的…情報発は放送と新聞。新聞ではゆっくり読むから分かるけど、テレビでは時間でうまく切り取られて残る印象がちがう。
経済的…マスコミ、企業。視聴率をとりたいという相手意識(本音)
変革…情報発信の変容
いろんな側面からメリット・デメリットを考えていくことが大切。

人の営みを学ぶ…社会の本質に気づく

社会的(地理的)事象そのものを学ぶのではなく、次代のそれを正しく創ることができるようにしていきたい。
送り手…限られた5分のニュースで何を発言するか、どこを切り取るか、選択・判断する。
受け手…「心配だ」「でも大丈夫」という選択・判断をしている。
大切なのは、送り手・受け手の人たちの声
社会科は足で稼ぐ現場主義。送り手側が何を思って放送したのか、受け手側はその時、何を思っていたのか、を聞きたい。
→あなただったらどうする?送り手なら…受け手なら…と選択・判断する。

社会科の学びづくり再考

社会科の問題解決学習で大切にしたいこと
ex 単完化「買いだめニュースのなぞ!」
理解型…内容、特徴を学習対象にする。「情報発のしくみは?」
説明型…原因、結果を捉える。「なぜ買いだめを発信したのか?」
解決型…課題を設定して解決。「なぜ(送り手と受け手の)ズレは生じたのか。」
意思決定型…選択、判断する。自分の意思を決める。「自分だったらどう判断するか?」
↑現 CSで期待している社会科の授業