2年「長さ」の提案を振り返って(横浜)

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目的に応じて量を的確に表現する子供の姿を目指して

 横浜も梅雨入り、とても暑い日が続く季節となりました。そんな暑さを吹き飛ばすような、第30回 数学的な授業を創る会が開催されました。今回は、横浜市立屏風浦小学校で「測定」領域の本質について熱い研究会が繰り広げられました。

2年「長さ」 提案者:葛谷勲 横浜市立原小学校 

今まで見えなかったところに「長さ」を見いだす
ものの属性から「長さ」を見いだし、いかに測定するのか。子供自身が数学的活動を推し進め、算数で学んだことを算数で閉じるのではなく、日常生活に生かし、実感的に学びを創ることを大切にしました。

齊藤先生より

子どもが自らの成長を実感する学びへ
測定を学ぶ意味(why)は、量を表現する方法を学ぶことである。属性に着目しながら「他に長さが見えますか?」と問うことで子どもはいろいろなところに長さを見いだそうとする。2年生でなぜ測定をするのか、それは「乗法的処理」「倍概念」をやりたいからである。子どもが自らの成長を実感する学びにしていくために、身の回りの長さへの関心をもたせていく。3年生に繋げていくために、2年生では開いて終わることが大切。本提案でいうと、足長だけでなく足囲に気づかせることで「こんなところにも長さがあるんだ」と関心をもたせて終わりたい。