幡多セミナーグループ サマーセミナーの振り返り

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提案

ENPメンバーの大橋拓真先生(中村中学校)から
Why?なぜICT活用なのか?
What?ICTの活用で何が可能になるのか?
How?どのように?授業の実際・・についての話の後、1人1台端末が実現して数年・・児童・生徒に各教科で付けるべき資質・能力をつけるためのツールとしてのICT活用が効果的に行われているかどうかについては検証が必要で今回のセミナーでは小・中・高の校種で集まり情報共有し、ICTの具体的活用についての目的や方法について考えていきたいといった内容の提案がありました。

分科

分科会ではオンライングループ、各校種での3つのグループに分かれてそれぞれの 実践例 を交えながら効果や課題についての話し合いが活発に行われました。

効果
児童生徒の興味関心がup ・全体共有が素早くでき他者参照が可能に・動画や振り返るシートの活用で成長実感を持たせられる・生成 AI からアイデアをもらうように活用している
課題
小学校低学年ではタイピングができないので工夫がいる・情報の取捨選択・生徒の思考の途中段階が見えずらい・見取りや中間指導をいかにするか教師の専門性が問われているし大事なことは今までと変わらない・ 教師 と児童生徒の Gap がある・負担感を感じる教員もいる・デジタルとの二項対立になってはいけない・使ってみて子供がどう感じ ているか ?主体は子ども。

齊藤先生のご講話より

1.ICT 活用の目的は何か?
学指の視点から・・目的は主体的・対話的で深い学びの実現。
主旨の実装に向けて具体的な方針(手続き)により個別最適な学びの実現。
ICT は手続きである。学びの在り方・・学習者主体の情報、経験の入手の仕方・教師も生徒も自分で学びをとり に行く こと。即時交流、他者参照により学習プロセスのデジタル化を図る。


2.「複線型」が期待することは?
複線型・・空間的・物理的障壁がある。 ICT を活用することで令和型の複線型。授業のなかでは生徒個別のペースと質の確保が大切。即時交流・他者参照をしながら生徒に戻していくこと。


3.デジタライゼーションの実現の背景で期待されること
生徒の関心事や追求の視点を尊重し、生かす。例えば社会科の学習では学びの環境が変化している中、学習展開に多様性を持たせ、生徒に現実的でかつより確かなものを考えさせていくことが大切。知識を与えるのではなく教師が学びを作り上げること。そしてその中心にあるのは「教師の専門性」である。

参加者感想より

  • 複線型授業がイマイチ落ちていなかったのですが今日やっと自分の中に落ちてきたのでスッキリしました。これを経てじゃあ実際にどうするか・・を話せる場があると嬉しいです。
  • 目的を見失うことなくICTの活用の本質を理解することができた。学びを作り上げていく企画力をどう身につけていくか考えていかなければならない。まだまだ成長できると感じた。
  • 他校種の実践例を知ることができ参考になった。
  • 高等学校の先生とも交流できたのは意義があると感じました。
  • ICTの活用が目的にならないようにしなければならないと感じました。生徒にとって最適な学びを提供していきたいと思いました。
  • ICTの活用ばかりに目が行くような気がしていたのでICTを使う目的に着目するという点に気づけて大変勉強になりました。