5月18日(土)ENPフェスティバルでの提案を振り返って(横浜)

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本質に迫る数学的な授業づくり〜温故創新〜

 第29回 数学的な授業を創る会(E N P フェスティバル)が開催されました。今回は⼤阪グループから5名、御前崎グループから3名、東京から1名の⽅がお越しくださいました。⼤さん橋が⾒えるみなとみらいの景⾊をバックに熱い研究会が繰り広げられました︕︕

提案者:⼩畠 政博(横浜市⽴⼤綱⼩)5年「⼩数のかけ算」

学ぶ目的を自覚し、学び続ける子供の姿
⼩学校第1学年「単位を作る」➡第2学年「測定値と単位の関係の表現」➡第3学年「測定値と単位の関係の表現」➡第4学年「関係性を割合で表す」➡第5学年「演算決定と計算⽅法」➡第6学年「正の有理数での四則演算」という系統を⼦供が意識し、かけ算の意味を捉え直していく授業デザインです。
T C をもとに分析し、数学的活動を⼦供が回すための教師のteaching とcoaching をテーマに話し合いました。キーとなる発⾔はどこなのか、その発⾔からどのように授業を創るのか議論しました。

齊藤先生より

学習対象は何か(what)については、三項関係の表記の仕⽅を学んでいくことである。⼦供たちが「今は何をもとにしているのか」を考えることができる、ここがとても⼤事である。なぜ⼩数のかけ算を学ぶのかというと、どこに基準を置いても計算で求められるようにしたいから。そのためにどこから紐解いたらいいのか。それは「この時は何を基準にしているんですか。」➡ここを⼦供たちに問うていく。⾔い換えると数直線で式を読むことがとても重要です。