2月4日(日)天童・山辺・山形 DEWAの会 第2回研修会振り返り

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第6学年「決まれば決まる一角柱と円柱の体積ー」

天童中部小の小関愛美先生より第6学年「角柱と円柱の体積」の単元での提案が行われました。3次元のもの(立体)の体積を考えるためには2次元のもの(面積)や1次元のもの(辺の長さ)に着目していく必要があること。この「決まれば決まる」という関数的な見方・考え方を伸ばすことを重点にされた実践を発表してくださいました。

why?「なぜ計量を図形に位置付けたのか?」

図形の特徴や性質を計量的に考察することを目標として位置付けられており、「計量」という手続きを通して図形の性質を考察する力を育んでいく必要がある。今回の6年生の単元でいえば、5年生で学んだ柱体を”計量”のメガネで見ることによって、柱体の体積が底面積(既習の図形)の積み重なりであることに気づくことができるような指導をしていく。

what?「計量の手続きを進める上で何を学ぶのか?」

「なぜ体積を求めるためにかけ算を使うのか?」この問いをベースにご指導をいただいた。①単位を決めること ②そのいくつ分を考えることで単位(底面)xいくつ分(高さ)という乗法が成り立つ。一方が決まれば、もう一方が決まるという関数の考え方の根拠として図形の特徴や構成要素を捉えることができるようにしていく。

How?「周の長さと面積の関係をどのように学ぶか?」

本時の課題にもなっていた”周の長さと面積との関係”については、関数的な考え方を広げ、中学数学への架け橋となるよう[周の長さと面積の関係]を関数的に考え、その規則性を発見することができる活動が大切である。「なにかおもしろそうな仕組みがあるのではないか」と子どもたちが構造を見抜くことができるような指導をしていく。

「教育DXと教師の専門性」齊藤一弥先生

これからの時代、教育を取り囲む環境が急速に変化していくなかで、学び続ける教師であるために必要なことは何かについてご講話をいただきました。DEWAの会というプラットフォームが 子どもの有能さも、DXの可能性もそれらを引き出す教師の専門性を高められる場になると思います。みなさんで学びの輪を広げていきましょう!

目的と手段の見極め

アナログからデジタルへと進化する中で、個別最適な学びと協同的な学びを実現するためにどのような使い方をしていくのか、先を考えないといけない時代となっている。

流行と不易の関係性

何が流行で、何が不易であり何を守るのかを考えていく必要がある。現状の活用方法が学力の向上につながっているのか、メリットが何かを考えていく必要がある(障壁の解消)

可能性と持続性

DXの可能性を引き出すことで、子どもの有能さを表出することができ、深い学びへの実現が可能となる。そのためには、DXの専門性・知識が必要であり、教室の景色をいかに変えるのか教師の研究が大切。