10月21日(土)偶数月学習会を振り返って(大阪)

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目次

 提案第6学年「比例」

  • WHY
    「関数の考え」を問題解決の道具として使えるように、本単元では関数の関係を見つけたり、用いたりする力に重点を置く。
  • WHAT
    4、5年生で身に付けた、伴って変わる二つの数量を見出し、それらの関係に着目し、表や式を用いて変化と対応の特徴を考察することをもとに、6年生では誤差のある伴って変わる二つの数量の関係を比例とみなせるようにする。
  • HOW
    ふれあい祭りで、厳密には比例の関係ではない1人で景品を作る時間と個数に着目させる。

 協議会にて

 「比例」を学ぶ価値とは?
日常生活の中で先が予測でき、手間が省ける。
 数学的な見方・考え方は?
 1つが決まればもう1つが決まる。グラフと表を往還し、比例としてみる視点を養う。
 中学への接続は?
なぜ、表、式、グラフを使ったのか根拠を持って説明できるように。
「みなす」という経験をもとに、子どもたちが自分で比例・反比例を判断できるように。

 
◎子どもとのやり取りから日常生活の中での2量を見つけさせて、関係性を考察する。→子どもに必要感をもたせる。

◎問題設定の工夫として…子どもに式や表、グラフを使って説明させる。ふれあい祭りの準備のために知りたい数値を子どもから聞き出せるように。比例とみなせる数値設定の工夫。

齊藤先生のご指導より

  1.  「変化と関係」の領域は〝関数の考え“を土台とする
    ・事象の変化・対応の様子に関心をもつ。〈表〉
    ・規則性、関連性を見出す。〈式〉
    ・関数を問題解決にいかす。〈グラフ〉
  2.  “関数の考え”を育成するために必要なこと
    関数を学ぶ上で大切な表・式・グラフの3つのそれぞれの役割を理解。
    方法知これらの3つから1つを用いて、どう説明するか。関数の考えから将来を予測できるように。
  3.  小学校4年生から中学校2年生までの5年間の中の”1年間”をどう描くか
     小学校での伴って変わる二量と数量の関係を表す式を段階的に習得し、中学校での関数と表、式、グラフを用いた事象の考察へつなげる。
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