10月28日(土)は、横浜支部の太田先生から6年「比」の提案がありました。今回の主張は、図形を基にした比と拡大図と縮図の単元デザインについてです。通常は、液量から導入されることが多い比の学習ですが、「中学との接続を意識し、日常場面のみならず、図形とのかかわりをもたせた単元デザインをしていくことが必要なのではないだろうか。」という熱い主張でした。協議会では、比を拡大図・縮図と組み合わせる効果と課題がたくさん見えてきました。
講師の池田敏和先生と齊藤一弥先生からは、大変レベルの高いトークが交わされました。比の見方と割合の見方を、統合的に見るには、比の値、比、比例の関係を教師が捉えておくこと。さらには、同種と異種をどのような場面や文脈で学習してきているのかを整理しておくこと。また、拡大図と縮図は、どのような描き方があるのか、中学校につながるとどのような学びが展開されていくのか・・・。今回も、深めていくべき課題がさらに見えてきた研究会となりました。