4月15日(土)偶数月学習会を振り返って(大阪)

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4年「大きな数のしくみ」提案者 大阪市立常盤小学校 川添奈央子先生

川添先生の実践をもとに、
・整数のしくみを統合的にとらえるためには?
・大きな数の学習を日常生活に活かすとは?
についてWhy,Whatを視点に、考えをグループで交流しました。

今回は、オンラインで他の自治体の先生方とも一緒に学びを深めることができました。

齊藤先生からは、授業づくりにおいて、まず何より単元を通していかなる子どもを育てたいかを見据えて単元をデザインすることの必要性について改めて教えていただきました。整数のしくみを統合的に理解することがゴールなのではなく、しくみを統合的に理解することで、覚えることを少なくしてより多くのことができるようになること(Less is more)が、Whyにつながるということも教えていただき、能力ベースの基本について改めて考えさせられました。

参加者の感想

  • 齊藤先生のお話を聞きながら、先人の知恵に改めて感心させられました。そして、いかにコンテンツベースにしばられているかも感じました。人生を豊かに生きるための学びを、今日、私も感じさせていただきました。学ぶことが楽しいと思わせていただける齊藤先生の講義に感謝です。子どもに指導する際に、教師がなぜこの仕組みになっているのか、なぜこの読み方をするのかをしっかりと知っていることが重要だと改めて感じました。塵劫記について学んでみようと思いました。
  • 年度初めのご多用な時期に、ご提案ありがとうございました。子どもが問いをもっている姿が見えたので、その成長を振り返られる子になっていってほしいと感じました。
    自分たちなりの答えを出して、齊藤先生にご指導をいただくところがとても勉強になりました。

 齊藤先生のご指導より抜粋

 覚えることは少なくしておいて、より多くのことを処理できるようにしたい。Less is moreです。能力ベースの基本です。そういうことができるような子どもにしたい。
(中略)そこには、その先人の知恵を私たちが享受することによって、どんないいことがあるのか、その文化に触れるってことが必要。なるべく便利にしていきたい。だから統合する。一番大事なことは、なるべく楽して生活しようってそういう話です。悪い意味じゃなくてね。

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