「下学年 図形の本質を学ぶ」を振り返って(豊中)

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下学年の図形の本質を学ぶ!

2年生の図形の学習において、操作を通じての長方形の意味理解について学びました。教科書や指導要領には写真のような操作活動が記載されています。「そうした活動がなぜあるのか」「この活動を通して、子どもたちにどんな力を育てたいのか?」、また「この学習における直感と論理とは?」など、提案をもとに検討しました。「図形の概念形成のプロセス」「定義と性質の違い」「図形観の推移」など、下学年の図形指導で大切なことを齊藤先生から学ぶことができました。

協議会板書
齊藤先生より

参加者の感想より(一部抜粋)

  • 「子どもの素朴な感覚」や「操作活動」などは、当たり前に使ってきた言葉で、その意味を説明しようと考えることもなかった、そんな自分と向き合うことができました。「感覚を言語化させて立場を持たせる」「感覚が正しかったのかどうか確かめる(操作活動)」「なぜ、その結果になったのかを論拠を考えさせる」などの意図を持つことが大事で有り、どのような能力を引き出したいかを教師が持っておくことの重要性を考えることができました。
  • 直観と論理の視点が面白いと思いました。直観の意図を教師側がきちんと持ち、授業で生かしつつ論理立てて説明をさせていくということを低学年の内からすることが大事だと思いました。
  • 一番印象的だったのが、概念形成のプロセスです。1~5の流れで考えている教師側と、生活の中で3・2・1の順番で経験している子どもたちにとっての難しさがわかりました。その中で、2年生の段階で構成要素に着目するということを始めていくことの重要性がよりわかりました。
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